万が一の時のことだけでなく、教育の資金を積み立てる方法として人気の終身保険。

そろそろ終身保険に加入したいけど、沢山の種類があってどれを選んだらいいかわからないという方の為に、本記事ではおすすめの終身保険商品を徹底比較します!!

そもそも終身保険とは?

終身保険はその名前の通り、一度加入すると一生涯保証してくれる保険です。

特徴

・貯蓄型保険
・途中解約をせず、契約者が死亡した場合、遺族が保険金を受け取ることが出来る
・解約した場合、返戻金を受け取ることが出来る

もし、万が一の時のことを考えてではなく、教育費用の貯蓄を目的としている場合、保険料の支払いが終わる前に解約をしてしまうと、元割れをしてしまうので早めに加入しましょう。

また、終身保険の保険料は、その手厚い内容と比例し他の保険と比較すると保険料が高額です。

それをカバーするのは、「低解約返戻金型終身保険」です。

低解約返戻金型終身保険は、解約返戻金を抑えることにより保険料を安くした終身保険です。

教育費の貯蓄にはぴったりの保険となっています。

おススメの保険商品

では早速、おススメの終身保険商品をご紹介します。

オリックス生命「終身保険RISE」

オリックス生命の終身保険RISEはとても人気な保険商品なので、このような終身保険ランキングではほぼ必ず上位に入っています。

終身保険RISEは、上述した低解約返戻金型終身保険に分類されます。

保険内容

保険会社名:オリックス生命
正式名称:無配当 終身保険(低解約払戻金型)
主契約:死亡保険金、高額障害保険金:死亡したとき、病気またはケガで高度障害状態になったとき。
保険金が支払われた時点で保証は終了。
低解約払戻期間中に解約した場合の解約払戻金は、通常の7割だが、保険料払込期間終了後は解約保険金が一気に上昇する。
特約1:リビング・ニーズ特約(余命6カ月以内と診断されたとき、保険金が支払われる)
特約2:介護前払特約(保険料払込期間終了後、かつ満65歳以上で、所定の要介護状態となったとき保険金が支払われる)
※終身払いの場合、この特約は付けられません。
特約3:特定疾病保険料払込免除特則(特定疾病:がん、急性心筋梗塞、脳卒中で所定の理由のいずれかに該当した場合、以降の保険料は免除される)
特約4:災害割増特約(不慮の事故または感染症で死亡、高度障害になった場合、保険料が上乗せして支払われる)
特約5:傷害特約(不慮の事故または感染症で死亡や所定の身体障害になった場合、保険金が上乗せして支払われる)契約可能年齢:15~75才まで
保険金額:200~5,000万円(10万円単位で設定可能、通販の場合は100万円単位)
保障期間:終身(一生涯保証)
保険料払込期間:10年、15年、20年、50才払、55才払、60才払、65才払、70才払、75才払、80才払、終身払
払込回数:月払い、半年払い、年払い
払込方法:口座振替、クレジットカード
診査方法:告知書のみ
※保険金額によっては、健康診断書の提出や医師の審査が必要です。
非喫煙者割引:なし
貯蓄性:あり

この終身保険RISEは、解約返戻金の返戻率が業界トップクラスで高く、

30歳男性、保険期間:終身、保険料払込期間:60才まで
死亡保険金額:500万円、払込保険料:10,920円、特定疾病保険料払込免除特則:なし

だった場合、同じく人気商品の「損保ジャパンひまわり生命 無配当低解約返戻金型終身保険」と比較すると、

「損保ジャパンひまわり生命 無配当低解約返戻金型終身保険」:105.4%
に対し、
「オリックス生命終身保険RISE」:111.3%

といかに終身保険RISEの返戻率が高いかがわかりますね。

現在、銀行や郵便局で仮に30年間の積み立てをしても、利息は111%もつきません。

貯蓄として、とても魅力のある商品と言えます。

メリット
保険料は掛け捨てではなく貯蓄になる

先述したとおり、貯蓄型の保険商品なので、一般的に貯蓄を磨るような感覚で保証がつくようなイメージです。

途中で保険を解約しても、解約返戻金を受け取ることが出来る

途中で解約をして、返戻金を受け取り自由に活用することができます。

ただし、返戻率をしっかり確認し、元割れしないように注意しましょう。

返戻率がトップクラス

先ほどもご紹介したとおり、終身保険RISEは返戻率の高さがトップクラスです。

保険料支払終了後、温めておけば返戻金がどんどん増える

保険料の支払いが終了した後も、おいておくだけでどんどん返戻金が増えていき、一生涯保障で守ってもらえるので、安心できますね。

保険料払込期間が自由に選べる

終身保険RISEは、最短10年から払込期間が自由に選べるので、ご自身にあった保険料で支払うことが出来ます。

免除特約や、災害、障害特約なども選べる

3大疾病保険慮払込免除特約や、災害・障害特約も自由に選ぶことが出来ます。
※インターネット通販での契約の場合、選択できません。

リビング・ニーズ特約、介護前払特約が無料でつけられる
払込方法を年払いにすると、保険料が約2%割引される

トータルで考えると高額の支払いになる終身保険料ですので、2%はかなり大きいといえます。

クレジットカードが使用できる

クレジットカードのポイントをためている方には嬉しいですよね。

デメリット
保険料払込期間の途中で解約した場合、返戻金が大幅に減る

契約時に、払い込み終了が自分が何歳のときなのか、そのとき予測できるライフイベントはなにかをしっかりと考えてから契約しましょう。

インフレの影響

インフレが起きた場合でも、契約した保険料は変わりません。

終身保険RISEを学資保険として活用するには?

終身保険RISEは、払込期間を15年で設定できます。

先述したとおり、この場合15年未満で解約すると元割れをしてしまいますが、15年経過した後はどんどん返戻率は上昇します。

その後は温めておいても増えるので、子供の進学に合わせてお金が必要になったタイミングで解約金を受け取る、ということになります。

終身保険RISEを学資保険として活用する際の注意点は?

保険料払込期間中に、途中解約をしないようにする

低解約返戻金型である終身保険RISEの高い返戻率の恩恵は、保険料払込期間を過ぎた後でうけられます。

それ以前に解約をしてしまうと、大きく損をしてしまいますので注意しましょう。

割引をうまく活用する

保険金額500万円以上で、割引になります。

その結果、返戻率も高くなりますので、出来れば500万円以上で契約し割引をしっかり活用しましょう。

また、支払い方法を年払いにしても約2%の割引なりますので、可能であれば年払いにしたほうが賢い使い方と言えます。

お金が必要な時期までに払込が終了するよう、しっかりと確認する

返戻金を何に使いたいか、学資保険として利用するならば、子供が進学する年齢には払込が完了するよう、しっかりと確認してから契約しましょう。

夫よりも妻が契約したほうがお得です

返戻率の観点からだけでみた場合、夫が契約するよりも、妻の名義で契約したほうが、女性のほうが死亡のリスクが低いため返戻率が約0.5%アップます。

ただしこの場合注意したいのは、万が一の保障も妻につくことになりますので、夫は別途の生命保険にしっかりと加入する必要があります。

マニュライフ生命「こだわり終身保険v2」

マニュライフ生命のこだわり終身保険v2は、2014年7月にこだわり終身保険がリニューアルされた商品です。

その魅力は返戻率の高さだけでなく、非喫煙者割引などさまざまな点にあります。

保険内容

種類:終身保険
被保険者が死亡または高度障害状態になった場合、保険金が支払われる
払込が満了した後も保障は一生涯にわたる
解約返戻金がある
保険料は加入時のまま、上がらない
低解約返戻金型
申込方法:対面
契約可能年齢:0~90歳
保険金額:200万円~7億円(10万円単位で変更可能)
保障期間:終身(一生涯保証)
保険料払込期間:20年、30年払済 35歳、40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳、70歳、80歳、90歳払済、終身払い
特約1:特定疾病保険料払込免除特則
特約2:リビング・ニーズ特約
その他の特約:無配当新災害割増特約、指定代理請求特約、無配当年金特約、無配当年金支払移行特約払込回数:月払、半年払、年払
払込方法:口座振替、クレジットカード、団体扱
保険料の払込免除:不慮の事故による障害を直接の原因として、その事故を含めて180日以内に身体障害の状態に該当されたとき
非喫煙者割引:あり

こだわり終身保険v2は、標準契約の場合返戻率が際立って高いわけではないのですが、健康割引があり、適用されれば保険料が割引されます。

さらにこだわり終身保険v2の健康割引は、過去一年に喫煙をしていないという条件のみなので、比較的クリアしやすい条件と言えます。

また、返戻率も健康割引が適用されているの上昇しますので、非喫煙者にとってはかなりお得な保険と言えます。

メリット
三大疾病時に保険料を免除できる

こだわり終身保険v2には、特定疾病保険料払込免除特則をつけることができるので、万が一三大疾病にかかってしまった場合は、保険料が免除されます。

また、がんの場合は入院などの条件はなく、医師の診断のみで適用されます。

がん保険としても活用できる

こだわり終身保険v2は、別名「損をしないがん保険」ともよばれています。

通常のがん保険は掛け捨てタイプが多いですが、こちらは貯蓄型の終身保険でさらにがん保険としても利用できるので損をすることなくがんに対する不安から守ってくれます。

もちろん、がんに特化した掛け捨てタイプの保険にしかないメリットもあるので、どこを重要視するかをよく吟味したうえで検討してみてくださいね。

他にはない高額保障

こだわり終身保険v2はなんと、最高7億円まで保障金額を設定できます。
※年齢や職業などにより制限されることもあります。

デメリット
喫煙者にとっては不利

先述したとおり、こだわり終身保険v2は健康割引の適用により保険料が安くなります。

この健康割引が適用されない場合、保険料は高く、また返戻率も高いままになってしまうので注意しましょう。

例として、30歳男性 保険金1,000万円、60歳払済で70歳で解約した場合
標準の返戻率:112.4%
健康割引適用後の返戻率:116.0%
となります。

喫煙者の方は、がん保険としての利用ではない場合は他の終身保険を検討するのも良いでしょう。

FWD富士生命「E-終身」

こちらは、月々の保険料は少々高額なのですが、その分返戻率が高いので、貯蓄目的にはぴったりの保険です。

まだ、郵送での申し込み、インターネット申込、対面での申込で保険金額が変わります。

保障内容

種類:終身保険、低解約返戻金型
申込方法:郵送、インターネット、対面
契約可能年齢:20~65歳
保険金額:郵送 200万円、500万円
インターネット 200万円~1,500万円(100万円単位で変更可能)
代理店:上記よりもさらに幅広い契約が可能
保険期間:10年、15年、18年払済 60歳、65歳、90歳払済
特約1:リビング・ニーズ特約
特約2:保険料払込免除特約(三大疾病に該当したとき、所定の身体障害状態になったとき、要介護状態になったときに保険料の払込が免除される)
その他の特約:指定代理請求人特約、5年ごと利差配当付年金払特約
払込回数:月払、年払
払込方法:郵送 口座振替、クレジットカード インターネット クレジットカード
保険料の払込免除:不慮の事故によって180日以内に所定の身体障害状態になった場合は、その後の保険料の払込が免除される
非喫煙者割引:なし
メリット
他の終身保険商品に比べ、返戻率が高い

例として、30歳男性、保険金500万円、60歳払済の契約で60歳満了後の返戻率は、

RISE 月額:10,870円、 返戻率:109.9%
E-終身 月額:11,315円、 返戻率:107.0%
WAYS 月額:12,180円、 返戻率:101.6%
(アフラック)

このように比べてみても、オリックス生命のRISEには及ばないものの、返戻率が高いことがおわかりいただけますね。

年金受取にも対応

満期後、通常の死亡保険から年金、または介護保障に移行することが出来ます。

年金のように毎月数万円ずつ受け取るほうがいい方や、介護状態になった場合に備えたい方などさまざまな型に合わせた受け取り方法に対応しています。

デメリット
インターネット、郵送申込の場合は高額保障が契約できない

郵送の場合は200万円、500万円のみで、インターネットの場合は200万円~1,500万円までの保障金額になっています。

代理店での契約なら200万円以下も1,500万円以上の契約も可能です。

返戻率もまあまあ高く、また代理店での契約なら保険金額も幅広く選べるのでとてもいい商品なのですが、やはりRISEと比べると若干劣る部分が目立ってしまいますね。

インフレのリスクが心配…という方は

いくら満期終了後に返戻率が100%を超えるといっても、現在のお金の価値が下がってしまっては損をしてしまいますよね。

そのようなデフレのリスクが心配な方は、変額保険を検討するのも一つの手です。

おススメの変額保険、ソニー生命「バリアブルライフ」の特徴とは

保障内容

種類:終身保険、変額保険(運用実績により、保険金額・解約返戻金額が変動する)
申込方法:ソニー生命のプランナーと面談、保険相談サービス
契約可能年齢:0歳~68歳
保険金額:200万円~7億円
保険期間:10年払済、60歳、65歳払済、終身払い
特約:リビング・ニーズ
その他の特約:平準定期保険特約、無解約返戻金型平準定期保険特約、家族収入特約、生前給付終身保険特約、災害死亡給付特約、傷害特約、入院総合保障特約、成人病総合保障特約、がん特約、ナーシング・ニーズ特約、保険料払込免除特約、買増権保証特約、5年ごと利差配当付年金支払特約、5年ごと利差配当付年金支払以降特約
払込回数:月払、半年払、年払
メリット
変額保険なので、将来インフレになった場合かなり利益が出る

もし将来インフレになった場合、保険金額と解約返戻金額共に大幅に上昇します。

どのくらい上昇するのかはそのインフレ度合いにより変わってきます。

また、逆にデフレになった場合損をしてしまうのでは?と思ってしまいますが、

バリアブルライフでは解約返戻金は下がってしまっても、保険金額は最初の契約金額より下がることはありません

初めての投資にはぴったり

バリアブルライフは、運用先は自分で決める必要がありますが、選択肢は多くないので初めて投資をするかたの一歩として選ばれることも多いです。

運用先は、株式型、債券型、総合型、短期金融市場型から成り立っていて、リスク・リターンともに高いのは
株式型>債券型>総合型>短期金融市場型
の順です。

通常の投資に比べかなり簡単ですし、もし運用がうまくいかなかった場合でも、死亡保障として利用すればいいので、リスクも少ないです。

デメリット
保険料が以前に比べ値上がりした

以前よりかなり保険料が値上がりしたので、気軽に契約するのが難しくなってしまいました。

ですが、保険料の高さは解約返戻金の高さに直結するため、ハイリターンが望めます。

投資に興味がない方は、通常の終身保険のほうがおススメ

せっかく加入しても、投資に興味のない方の場合、運用をしない場合があります。

現在は、先述したとおり保険料も高くなってしまったので、投資をするつもりがない方は安定した終身保険を選ぶほうがよいでしょう。

それでも迷ってしまう…という方は!

上記まででおススメの終身保険商品を紹介しましたが、それでも迷ってしまい自分では何を選べばいいのかわからない…という方は、ファイナンシャルプランナー(以下FP)に相談するのがおススメです。

基本的には無料で相談できますし、無理な勧誘はなく、契約後のアフターフォローもしっかりしているので、信頼関係を結んだ上で気軽に契約後も保険のことを相談できます。

そしてなによりのメリットは、やはりプロですので、自分の予算や重視するポイントを伝えることでぴったりの保険を紹介してもらえるでしょう。

おススメの保険相談サービスって?

現在では保険商品だけでなく、保険相談サービスや、保険ショップも街を歩いているとあちこちで見かけますよね。

そのなかでも最もおススメなのが、
保険見直しラボ
保険見直し本舗
です。

まず、保険見直しラボの特徴として、ベテランのFPが多いことが一番の魅力です。

また、保険ショップと異なり自宅や勤務先など希望する場所に来てくれるので、忙しい方でも空いた時間で相談できます。

次に、保険見直し本舗の魅力として、保険ショップでありながら、自宅でも相談できること、無理な勧誘が会社として禁止されているので安心して相談できることです。

これなら小さいお子様がいる方でも、初めての保険相談で勧誘をされないか不安な方でも安心して相談することができますね!

そして保険相談サービスを利用する際になによりも大切なのは、良いFPに出会うことです。

保険の加入は、人生においてもかなり影響力が高く、また金額も長期にわたるため大きく書品によって変わってくるので、不安なことがあったら相談できるようなFP相談するのがいいですね。

まとめ

死亡保険としてだけでなく、貯蓄や学資保険、投資としても利用できる終身保険。

ぜひ保険加入の目的をしっかりと明確にし、ぴったりの終身保険を見つけてください。